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二子玉川雑貨アトリエ「シェール」、女性に捧ぐリフレッシュのお店

time 2018/04/26

二子玉川雑貨アトリエ「シェール」、女性に捧ぐリフレッシュのお店

東京都世田谷区、二子玉川駅から徒歩6分。
活気とのどかさが混在する二子玉川商店街の中ほどに、さわやかで明るい雰囲気のお店があります。

【二子玉川雑貨アトリエ「シェール」】。

数年前ここに立ち寄り、イタリアからやって来たという羽ペンを覚えていた私は、再びお店の扉を開きました。
「こんにちは」

気分が明るくなる地中海テイストのお店

 

 

ドアを開くと、とたんに地中海の空気に包まれます。
ここは太陽のまぶしい光がさんさんと降りそそぐ、地中海のお部屋をイメージしたお店です。

 

 

外観・内観ともに茶色・白、そしてテーマカラーのエメラルドグリーンが調和した明るい光の空間です。店長・石川裕子さんがペンキで塗ったのだそう。
店内の随所には雑貨のみならず、「五感がワクワクする」仕掛けが隠れています。
たとえば…

 

 

こちらは石川さんがニースで見つけたインテリア。

 

 

これもニースで見つけたベル。
お店ができてから9年の間に、石川さん自らフランス・イタリア・カナダ・上海・ベトナムへ買い付けに出かけました。

店内は視覚で楽しめるだけではありません。
取材時には部屋いっぱい、エッセンシャルオイルのほのかな香りがたちこめていました。

 

 

日によっては海外のラジオも流すそう。
おいしい紅茶も扱っており、作品や商品は触感のよい天然素材を使っています。
視覚の他にも嗅覚・聴覚・味覚・触覚を刺激する遊び心に富んだアイデアで、訪れた人を旅するような気分にさせてくれるのです。

【コンセプト】忙しい女性のために、アートと雑貨でリフレッシュを

 

 

シェールのコンセプトは「リラックスとリフレッッシュをテーマにした女性へのギフト」です。
仕事に家庭に、女性は忙しい。
せわしく過ぎる時間に疲れてしまったとき、ここを訪れればやさしい香りやカラフルな色づかいの陳列、マイナスイメージを打ち消すギフトに癒されます。

 

 

それだけでなく店長の石川さんとの会話でも、リフレッシュできます。
スタッフとお客さんとの触れ合いのない雑貨店が増える中、シェールは一味違う。
お客さんを惹きつけるのは、雑貨を持ち帰った後もお店で過ごしたひとときを追体験できる接客なのです。

店主の部屋を訪ねるような感覚で立ち寄り、雑貨・アートに触れて元気を取り戻してもらいたい。
そのような思いから生まれたコンセプトです。

Chère(シェール)とは? ~親愛なる女性のあなたへ捧ぐ~

 

 

シェールはめまぐるしい毎日を送る女性がリフレッシュできる雑貨アトリエです。
「女性へのギフト」というコンセプトは、その店名に要約されています。

そもそもシェール”Chère”というフランス語は、英語の”Dear~(親愛なる~)”にあたる“Cher”の女性形です。

忙しい女性へ。親愛なる女性へ。
このような気持ちを込め、「シェール」と名付けられたのですね。

じつは店名にはもう1つ、「女性クリエイターへ捧ぐ」という意味も込められています。
日本における女性クリエイターの地位向上に貢献していこう。
「シェール」とは単なる雑貨店ではなく、アトリエスペースを創った石川さんの心意気そのものなのです。

扱っているのは″モノ″と″コト″。

″モノ(商品)″はもちろん、″コト(会話・知識・展示・体験(ワークショップ))″も扱う。シェールの個性はここにあり。

一点ものの鉱物ジュエリー、クリエイターによる布バッグや布小物、紅茶の茶葉やそれに関連する小物、店主セレクトの海外買い付け雑貨…。
それらが″モノ″としてお店を彩ります。

中でもシェールの世界観をよく表しているのが、鉱物ジュエリーです。
石川さん自らデザインし制作する、鉱物と銀を使ったオリジナルハンドメイドジュエリーって一体どんなものなのだろう…。

 “鉱物オタク”の店長手作りのジュエリーコレクション。店内で制作しています。

“鉱物オタク”の店長手作りのジュエリーコレクション。店内で制作しています。


本物の宝箱ですね。その中に清涼感のある緑の宝石を見つけました。
「これ、何ですか?」

 

 

「これはモルダバイトです。モルダウ川から名前を取っています。
隕石が地球に落ちてぶつかったとき、地表の周りにあった素材が飛び散ってできた宝石なんですよ。チェコでは結婚指輪にこのモルダバイトが使われているんです」

1つの小さな作品には、こんなに大きな冒険物語がありました。

このような会話こそが、シェールの提供している″コト″です。
会話することでその雑貨が背負ってきたストーリーがお客さんに伝わり、ギフトが「1つしかない大切なギフト」に昇格するのです。

 

 

学芸員資格を持ちアートに精通した石川さんの知識は豊かで、聞き入ってしまう心地よい接客が印象的でした。

「買い付け・セレクトの際は、1人1人のお客さんの顔を思い浮かべます。これはあの人に喜んでもらえる。
いま手に入れる機会を逃したら、『どうして私にも見せてくれなかったの!』とお客さんに言われてしまうだろう。そんな気持ちで選んでいます」。
そう笑顔で話す石川さんのことばからは、個々のお客さんに対する「Chère」がにじみ出ていました。

この他にもアート作家から直接手ほどきを受けられるワークショップや、お店のアートスペースで開かれる展覧会などが月に1回ほど開催されます。

初心者でも参加できると聞き、思わず申し込んでしまったワークショップの広告

初心者でも参加できると聞き、思わず申し込んでしまったワークショップの広告


手の込んだ特別なラッピングも。
 

 

これらもシェールで手に入れられる“コト”のギフトです。
ここはモノとコト両方が手に入り、物質的にも精神的にも豊かになるアトリエ雑貨店でした。

「シェール」店舗情報

店舗名:二子玉川雑貨アトリエ「シェール」
所在地:東京都世田谷区 玉川3丁目23−24 1F(102)
営業時間:平日15:00∼19:00(予約すれば15時までの来店も可。)
     土日・祝日・イベントのある日12:00∼19:00
定休日:毎週水曜(臨時休業の場合はホームページ下部「Twitter」欄に記載。)
電話番号:03-6805-7925
     ※仕入れなど外出の可能性もあり。電話・メールフォームから問い合わせ、予約すると確実。
アクセス:東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」から徒歩6分
HP:http://www.chere-futako.com/
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【ギフト対応】
眺めるだけでワクワクする、高度なラッピング技術が独自性を持つ。
店長の石川さんはラッピング協会が発行するラッピングコーディネーターの認定を所持する。ラッピングの仕事は学生時代のアルバイトも含め、かれこれ30年に及ぶ。
ワクワクさせるような見た目のラッピングは、他の雑貨屋さんでは見られない石川さんだけの技術。

ピンクの包装紙に白の水玉模様、白のリボン。コロッとした形が愛らしいラッピング。

 

 

縞模様がファッショナブル。
 

 

くるんと巻かれたリボンがアクセント。
 

 

たった1枚の包装紙でこんなラッピングも。女性にはうれしい贈り物。
 

 

他店購入物の同梱可。過去にはお客さんに頼まれ、スクーターにリボンをつけてラッピングしたそう。
希望があれば熨斗対応も可能。熨斗の場合は事前予約が必要。
郵送可。

 
ギャラリー兼雑貨のお店を開くのは、高校生からの夢だったと石川さんは言います。テキスタイルを学び、雑貨店で企画や接客を学んだ石川さんは、センスがきらりと光る方です。

シェールを訪れたら、独自性とこだわり、物腰の柔らかい接客にファンになってしまいます。「ここで買った雑貨は宝物!」。そう思わせるお店でした。

Writer 瀬尾愛里紗


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