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吉祥寺通り、窓に36、雑貨店サブロSublo

time 2018/04/06

吉祥寺通り、窓に36、雑貨店サブロSublo

古くからの商店街、吉祥寺のサンロードの喧騒を抜けて吉祥寺通りに出ると、それまでの雑踏が嘘のように、静かで整然とした街並みが広がります。
東急百貨店を行きすぎ、横断歩道を渡って次の番地に入ってすぐの、こぢんまりとしたビルの2階に目指すお店「サブロ」があります。

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ギャラリーのような雰囲気

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木とガラスの古い作りのドアを押して入ると、時代物の家具にきちんと収まった数々の文具や雑貨が目に入ります。お店はそう大きくはありませんが、壁面も目一杯使って雑貨を陳列。それはまるでギャラリーのような雰囲気です。

a 店奥にある古いレジスターは現役。さらにレジ奥の壁に鎮座している古い薬箱は、さまざまな書類が収められているようです。色はおろか、古い家具の手擦れした感じまで統一されていて、ダークブラウンの色彩の中に、温かみのある電球の明かりが静かに雑貨を照らしています。

古びていても、それが味わいになるのが時代物の家具の良さ。ていねいに扱われているので、売り物だと間違われてしまうほどです。

古いものと新しいものが交錯する景色
古いものの中に、新しいものが混在する店内。
新しいもの、それは文具を中心とした雑貨ですが、どこか懐かしいテイストが。子供の頃、手にしたり目にしたりしてきたもののようにも思えるのです。

a お店は訪れた人にはちょうどいい大きさ。まるで自分のお部屋の中にいるような錯覚に陥ってしまうほど居心地が良いのです。

a オーナーも女性ですが、スタッフの方も全員女性。そのせいか、隅々まで掃除が行き届いていて、入れ代わり立ち代わり人が出入りするにもかかわらず、ホコリをかぶったものはありません。

陳列棚や商品台はすべてオーナーの趣味。オーナーが心引かれた古い家具をディスプレイとして使っているのです。

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お店は吉祥寺通りに面しているのに、不思議なくらい静か。不思議にお客様もあまり騒がしくないのは、このお店の落ち着いた雰囲気が、自然と無口にさせてしまうのかもしれませんね。

雑貨へのこだわり

a サブロの雑貨の仕入れは、オーナーとスタッフの方がすべて担っています。仕入れるポイントは、お店の雰囲気に合っているかどうか、何となく懐かしい雰囲気がするかどうか、そして雑貨を手にする人が楽しんでくれるかどうかに尽きます。

a お店のノスタルジーにあふれた雰囲気にマッチするように、雑貨はどちらかというとシックで落ち着いた雰囲気。色味も派手さはありません。
それからなんといっても雑貨を手に取った人に、喜びと驚きを持って迎えてもらえることを目指しています。

これは一体何に使うの?という疑問が晴れた時の新鮮な驚きが仕入れたスタッフの喜びになるのですね。

こんな雑貨があるんだ!とハッとしてくれることがスタッフさんの喜びだとか。

こんな雑貨があるんだ!とハッとしてくれることがスタッフさんの喜びだとか。

アーティストとのコラボレーション
なんといっても、新進のアーティストを発掘するその眼力はすごいのです。
それがサブロの企画展。新進のアーティストの作品を展示販売するのです。ここから有名になったアーティストも多いのでは?

この日は「夜長堂のいとし紙店 in Sublo」を開催中でした。

この日は「夜長堂のいとし紙店 in Sublo」を開催中でした。

取材に訪れたこの日も企画展が行われていました。こうしたアーティストもオーナーやスタッフが発掘します。その眼力、素晴らしいですね。
今はすっかり有名になったサブロには、デザイナーやアーティスト自らが作品を置かせて欲しいと売り込みにも来られるそうです。そうした応対もスタッフやオーナーさんがキチンと対応してくれます

a 私も、こちらのお店でハンコ作家の羅久井ハナ(らくい はな)さんを知り、屋号のハンコをつくっていただきました。

限定グッズの魅力
サブロでしか手に入らない限定グッズもまた魅力のひとつ。雑貨の中にはこのようにアーティストの一品物や、お店とのコラボレーション製品もあるのです。大手メーカーのコラボグッズもあって、サブロLimitedの持つ魅力が満載なのです。

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世代や性別を選ばない懐の深さ
お店には、世代も性別もさまざまな人が訪れます。サブロにはターゲットユーザーという言葉はありません。訪れる人を懐深く受け入れ、お店にいる間も、品物を買ったあとも、じっくりと余韻に浸っていられるように取り計らうだけ。

品物の梱包を行うスタッフの長井(ながい)さんと浅沼(あさぬま)さん

品物の梱包を行うスタッフの長井(ながい)さんと浅沼(あさぬま)さん

ですから、夢中になって雑貨を見ているお客様に、無用な声がけはせず、静かに見守ってくれます。この景色、どこかで見たような・・・・・・。

そうです。この景色、吉祥寺サンロードの雰囲気そのままなのです。サンロードには古くからのお店も、新しいお店も渾然一体となっていて、お年を召した人も若い人も、賑やかに行き交う活気のある商店街です。

a オーナーさんが上京して初めて訪れた吉祥寺の商店街の賑やかさに、彼女の生まれ育った京都伏見の商店街に近いものを感じ、この地・吉祥寺に出店を決めたと言います。彼女がほれ込んだのは、もしかしたらサンロードだったのかも。

来店者を限定しない雑貨のセレクトこそが、幅広い客層となって今に至っているのですね。

お店が成り立つまでの道のりやお店の名前の由来についてはWebに詳細が語られています。ウェブサイトへもぜひお立ち寄りください。

「Sublo サブロ」店舗情報

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店舗名:Sublo サブロ
所在地:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-4-16 原ビル2階
営業時間:12:00~20:00
定休日:火曜日
電話番号: 0422-21-8118
アクセス:JR吉祥寺駅北口下車、吉祥寺通りに面しています。
URL http://www.sublo.net/
twitter http://twitter.com/36Sublo
facebook http://www.facebook.com/36Sublo
instagram https://www.instagram.com/36sublo/
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【ギフト対応】
ギフトラッピングもサブロらしい心遣いが感じられるものになっています。
品物の大きさや形に合わせて8種類以上にものぼるギフト用封筒を用意。封筒の色は基本的に茶色と緑色の2色で統一しています。
a 箱に入っている商品のラッピングにも対応していて、箱用には2種類の包装紙が。包装紙にカラフルなひもで文庫結びするシンプルでおしゃれなラッピングです。
 
ラッピング用リボンのかわりにサブロではスタッフさん手作りのリボン付きお店のネームタグを用意しています。
お店のネームはんこをタグに押し、カラフルな紙製の細ひもで作った小さなリボンをタグに結び付けるというおしゃれなもの。
a 多くのお店でギフトラッピングを有料にする向きがある中、サブロは無料で対応してくれます。
ギフトラッピングでなくても、お店のロゴはんこが押してある白い封筒が十分にかわいいのですよ。ほかのものとの同梱もできる?
お客様の中には「ほかに入れたいものがあるのでギフト用の封筒の封はしないでね」と依頼される方もいらっしゃるとか。
もちろん、そうした要望にもすぐに対応してくれます。ギフトラッピングで困り事があったら、ちょっと相談してみてはいかがでしょう?
すてきなアイディアでオリジナルのギフトラッピングができるかもしれませんよ。

 
Webでの通販が充実!
ウェブサイトでは通販を行っています。サイトの雰囲気が実店舗の雰囲気とほとんど変わらないのもサブロの特徴です。
最近では海外、それもアジア圏からのお引き合いが多いようで、スタッフさんは大忙し。取材のこの日も接客の合間にネット注文のお客様のお品物を郵送する業務に追われていました。

接客の合間、通販の品物の発送に追われる。

接客の合間、通販の品物の発送に追われる。

いかがでしたか?サブロは大切なものをしまっておいた箱を開けたように、どこか懐かしくかわいらしいものがひしめく雑貨店です。

ここに訪れる人はすべてその記憶の中に、ノスタルジーを抱えているのかもしれません。
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writer 今井美枝子


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