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Aquvii ユーモアたっぷり、“おもちゃ箱”のようなアートのお店

time 2018/07/20

Aquvii ユーモアたっぷり、“おもちゃ箱”のようなアートのお店

代官山駅と渋谷駅の中間。どちらの駅からも歩いて10分ほどの場所に、おしゃれながらもインパクトある雑貨屋さん・Aquviiを見つけました。

お店に入るとアートな小物がたくさん。2階のギャラリーへ上がり、しばらく作品を眺めていると…

髪をまとめ、メガネをかけたおしゃれな川辺恭造さんが姿を現しました。

「gifts」:笑顔こぼれる個性的な贈りもの

 

Aquviiのコンセプトは「gifts」。アンティークとアートの融合をテーマにして、手に取ったらクスッと笑いのこぼれるような贈りものがお店の中にひしめいています。

店内の上を見上げると…大きなクマがお出迎え。

店内の上を見上げると…大きなクマがお出迎え。

Aquviiの中を見渡せば、どこに行ってもなかなか見つけられないものが目を引きます。お店の中に置いてあるものを1つずつ眺めるうちに、宝探しに来た気分になってしまいました。

ずらりと並ぶテディベアたちは、チェコやハンガリーで見つけたものです。

ずらりと並ぶテディベアたちは、チェコやハンガリーで見つけたものです。

Aquviiの2階はギャラリーになっており、さまざまなアーティストの個展が開かれています。取材の日も、アーティストさんの絵が展示・販売されていました。

雑貨屋さんでありながらも、アートの要素を取り入れたAquviiの雑貨は、ひときわ独特な個性を放っています。でも、単なる芸術作品に留まらない、「gifts」になるような親しみやすさが軽妙です。

「Aquvii」人から人へと移り、伝わる

 

Aquvii(アクビ)という名前、おしゃれだけれど、なんだか親しみやすさを覚えます。

あくびが人から人へと伝染するように、お店がだんだんとたくさんの人に伝わればいい。そのような願いを込めて、Aquviiと名付けられました。

コインを模したアクセサリー。

コインを模したアクセサリー。

「もともとこのお店を作る前は、人との縁があって洋服屋さんで働いてて。で、そろそろ雑貨屋さんをやろうかなって思って開いた。このお店を開くときも、自分の周りには、気づいたらアート関連の友達が多かったね」

川辺さんが来た道も、人との縁がキーワード。人から人へとつながってここにたどり着きました。お店ができるまでの流れそのものが、あくびの伝染を思わせます。

扱っているもの・ユーモア

体の部位をモチーフにしてしまった川辺さんのお友達の作品。

体の部位をモチーフにしてしまった川辺さんのお友達の作品。

Aquviiで扱っているのは、「何だか分からないけれど、ビビッとくるもの」です。よく分からないものが集まって、それ全体がお店の世界をつむいでいます。ここに来れば「何これ!」と仰天しっぱなしです。

「なんとなく直感で、『これはいい』と思ったものをセレクトする」と川辺さんは答えてくれました。自身も商品開発を行い、オリジナルのアクセサリーを製作販売しています。そのアクセサリーがこれ。

説明の札には…「電気はつきませんが、いつも明るい気持ちでいて欲しい、そんな気持ちで作りました。何度も言いますが、電気はつきません」

説明の札には…「電気はつきませんが、いつも明るい気持ちでいて欲しい、そんな気持ちで作りました。何度も言いますが、電気はつきません」

これはもう、ユーモアそのものです。

豆電球のネックレスなんてそう簡単に手に入りません。でも実際に身につけてみると、とてつもなくおしゃれです。

 

アクセサリーは川辺さんが自分で作りながら、友達に教わりながら、技術を得てきました。遊び心とアイディアの詰まった一品には度肝を抜かれます。
制作作業は2階のフロアで行っています。

 

こちらもAquviiオリジナルの商品です。
ポーチにキョロッとした目玉が付いており、いたずら心を感じられます。

 

そして…雑貨の中にインコのはく製を見つけました。
これは川辺さんのお友達が持っていたもので、インコはイギリスから来ました。
どれも人の心をキャッチして離さない、ユーモアあふれる商品ばかりです。

「お店を始める前から、雑貨は好きだったんですか」

「そう、もともと雑貨屋さんが好きだった。ジャンルにこだわらない雑貨屋さんが好きだったね」

 

子供のおもちゃ箱をひっくり返したかのような、「おもしろいもの」が集まって1つの世界を構成します。
「なんだか分からないけれど、これいいな」。川辺さんがなんとなく、直感で集めたものがAquviiに詰め込まれています。

Aquviiの伝染は、海外にも

海外で集めたボトルの数々。これも販売しています。

海外で集めたボトルの数々。これも販売しています。

Aquviiでは企画も行われています。詳しいことを知りたくなり、忘れられない企画について尋ねてみました。

「忘れられない企画?全部忘れられない」

真っ先に川辺さんの口から出たことば。

「でも、去年ニューヨークでポップアップショップやったのが印象的だったかなぁ」

海外でポップアップショップを出したのは、去年2017年が初めてだと言います。

海外で見つけたものはお店のあちらこちらに展示されています。

海外で見つけたものはお店のあちらこちらに展示されています。

「展示会は海外でちょくちょくやってて、スペースの人と知り会って縁が出来たって感じですね」

Aquviiは国内外問わず展示会を開いており、そこで新たな人とのつながりができるのだと川辺さんは言います。

チェコで見つけた人形。座っている椅子はドイツのもの。Aquviiの入り口で出会えます。

チェコで見つけた人形。座っている椅子はドイツのもの。Aquviiの入り口で出会えます。

「年に1~2回は海外出張に行きます。多いのはチェコ・ハンガリー。でも場所にこだわらずやってます。仕事があるところ、出会いがあるところに行く。最近で言うと京都やニューヨークにも行きました」

チェコの伝統工芸。宝石のような豪華なきらめき。

チェコの伝統工芸。宝石のような豪華なきらめき。

あくびのような新しいつながりがどんどん生まれるのは、川辺さんの行動力によると言っても過言ではありません。代官山発のAquviiは、日本国内はもちろん、世界にも広まりつつあるのです。

変化し続けて、みんなを楽しませたい

 

お店の外に飛び出して、海外・国内どこにでも行く川辺さんに、これからどんなお店にしていきたいか聞いてみると…

 

「みんなが楽しければいい。お店もどんどん変わっていくと思う。変わっていくことが正解だと思う。だってその方が楽しくない?だから、いきなり洋服屋になっちゃったりするかもしれない」

おどけた顔で話す川辺さんは、とても楽しそうでした。人との縁があって洋服屋さんで働き、また人との縁があって雑貨屋さんを開いた。川辺さん自身が変化してたどり着いたAquviiもまた、一つの生き物のように変化していくのです。

「Aquvii」店舗情報
店舗名:Aquvii(アクビ)
所在地:〒150-0034 東京都渋谷区代官山町2-5
営業時間:12:00~20:00
定休日:不定休
電話番号:03-3462-5044
アクセス:東急東横線「代官山駅」から徒歩10分、JR山手線「渋谷駅」から徒歩10分
HP:http://www.aquvii.com/#home
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【ギフト対応】
ポップな包みが気分を上げてくれる。
他店購入物の同梱、熨斗対応は不可。
郵送は可。
 

 
 
「また遊びに来てね!」

Aquviiはそこにいるだけで、とっても気分が明るくなるお店。今回川辺さんに会って、「Aquviiって川辺さんそのものなんじゃないかな」と取材を反芻しています。ユーモアと遊び心を巧みに表現する川辺さんの人柄と、シンプルな考え方がそのままお店に表れていました。

writer 瀬尾愛里紗


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